【5.シニア・ハンディキャップ犬のしつけ】山本卓の愛犬のしつけ講座はこれ！【7】
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第5章はシニア・ハンディキャップ犬のしつけについてです。
これは少し考えさせられました。
うちの子はまだ2歳になったばかりで目の前のしつけについてばかり
考えていましたが、いずれはこんな時もくるのだろうかと。。。
ワンちゃんの1日は人間の４日から1週間くらいに相当するそうです。
人間より寿命が短いというのことはそういうことなんだと
なおさら、この子が愛おしく感じました。
シニア犬となると長年の性格があるので中々直すのは時間がかかるとのことです。
100％直すのは難しい。
でも70％は直すことができる。と断言されていました。
ここで大事なのは
「犬を好きになってはいけない。その子をよく知ることだ。
よく知れば、自然とその子が好きになる。」
心に響く言葉でした。
シニアになっても山本さんはトレーニングの依頼を断らないそうです。
問題点はどこが問題なのかを見極めれば改善できると確信しているそうです。
そして、介護が必要になった時に体のどこを触られても日頃から大丈夫にしておけば
飼い主さんもワンちゃんも幸せな老後を過ごせるとのことでした。
しっかりとワンちゃんと向き合ってお互いに知り合い、
ひとつずつトライしていってほしいとおっしゃってました。
お互いに信頼しあい、関係を築いていくことが大事だそうです。
そして、「この子を飼ってよかった、この子と一緒にいてよかった。」と思えるように
なってもらえるのが山本さんの願いだそうです。
次はハンディキャップ犬のしつけについてです。
これは具体的に目が見えないじんべいちゃん（ミニチュアシュナウザー9歳）
のトレーニングの様子を報告しています。
ハンディキャップの具合や性格によってそれぞれ違うと思うので具体的にどうしたらよいのか
というのは一概に言えないですが
基本は変わらないと思いました。
やってはいけないことはどこ子でも同じなのでとても参考になりました。
ここでも演技力が大事なのです。
「無視して下さい。」というのが難しいらしです。
飼い主さんの神経がその子を無視するということにいってしまっているので
ワンちゃんは敏感に感じてしまうらしいです。
基本というのは飼い主さんの気持ちです。
そして愛情を持ってその子の性格にあった対応が大事だそうです。
これを聞いて思ったのはハンディキャップ犬だけのことではないということです。
疑問だったことがわかった部分や犬の気持ちをいろいろ言ってくれているので
しゃべらないワンちゃんはそう思うのかととても参考になりました。
そして、山本さんご自身のワンちゃんを2歳10ヶ月で病気で亡くなった経験を話していて
「犬らしく生きさせる」、
という最後のトレーニング方法をあえてつけたのかなと思いました。
本当にワンちゃんに愛情を持って真剣に接しているという感じが見受けられる
章でした。
